闇金をバイト感覚でやってた奴

知り合いのAが金に困っていた頃、悪友のBに誘われて手を出したのが闇金融だった。
元手となる10万円をBから借り、ブラックリストと呼ばれる金融事故者の名簿を購入したAは、片っ端から電話をかけた。

最初は逆キレされたり無視されたりで、なかなか融資に結びつかなかったが、2週間もするとセールストークのコツを覚え、3人に一人はAからお金を借りるようになった。

「3万円を一週間スパンで貸して利子は先引きの3割。それに事務手数料として1割ほどあらかじめ引くから、借り手の手元には1万8千円を振り込んでやるわけ。それで一週間後には元金の3万円を返済させる仕組みにしているんだ」と、以前よりどこか人相が悪くなったAが自慢気に話してくれた。

「良心は痛まないの…?」と聞いたけど、「借り手の多くは闇金と分かってて、納得して借りているんで特に心が痛むことはないね」と豪語したA。

当初はバイト感覚でドキドキしながら電話していたらしいけど、今じゃすっかり闇金融の悪徳業者。

「まるで怖いもの知らずだな」と嫌味を込めて言ってやったら、「闇金専門の弁護士だけは、さすがに怖いね…」だって。

「手が後に回らないうちに、足を洗った方がいいと思うよ!」と釘を刺しておいたけど、さて、どうするかな!?

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